SSD Intel320とUbuntu11.10

Ubuntu11.10(MacIntelにインストール時)の現時点ではSSDが効率良使えるAHCIモードにするとバグがある。そのバグはレジューム後では不安定になる。これはAHCIモードで復帰されないため(IDEモードに戻ってしまう)修正patchはあるが11.10では反映されていない様子。しかし、AHCIモードにしない場合、プチフリーズが多く発生する。ココにコンパイルの方法を書いた。

(今後、対策されると思われる。以下を参照、この中にはpatch有り)。
https://bugs.launchpad.net/mactel-support/+bug/817017
AHCIにするには以下を参照(MacBookPro6,2だがグラフィックカード以外はほぼ同じ)
https://help.ubuntu.com/community/MacBookPro6-2/Oneiric#SSDs
注意:上のリンク先のように01_mbp_ahciを作成すると、Grub2起動でBOOTCHAMPのWindowsが起動に失敗する可能性がある。そんなときは...
01_mbp_ahciを作らず。10_linux内、printf "menuentry '${title}' ${CLASS} {\n" "${os}" "${version}"の次の行に以下の4行を追加すればLinux時のみACHIで動作し、Windowsが正常に起動可能となる。(修正後update-grub2を忘れるなw)
# set ACHI mode for Mac-Ubuntu
  cat << EOF
    setpci -d 8086:3b28 90.b=60
EOF
注意:Ubuntu12.10では変更されている

dmesg|grep -i ahciで確認
[    1.068055] ahci 0000:00:1f.2: version 3.0
[    1.068096] ahci 0000:00:1f.2: PCI INT B -> GSI 19 (level, low) -> IRQ 19
[    1.068198] ahci 0000:00:1f.2: irq 41 for MSI/MSI-X
[    1.068305] ahci 0000:00:1f.2: AHCI 0001.0300 32 slots 4 ports 3 Gbps 0x3 impl SATA mode
[    1.068308] ahci 0000:00:1f.2: flags: 64bit ncq sntf pm led clo pio slum part ems apst 
[    1.068314] ahci 0000:00:1f.2: setting latency timer to 64
[    1.075061] scsi0 : ahci
[    1.075539] scsi1 : ahci
[    1.075795] scsi2 : ahci
[    1.077236] scsi3 : ahci
⚠AHCIにすれば高速化し、プチフリーズがなくなる。が、レジューム復帰できないので注意すること。サスペンドを使わずハイバーネートを利用するか、もしくは対応する場合はKernelのソースを取得し、patchをあて、そのカーネルに変更する手間暇が必要となる。


その他、細かなチューンが可能なようである。

Ubuntu上のオフィシャルなSDDチェックサイト
https://wiki.ubuntu.com/MagicFab/SSDchecklist
Linux上でSSDの資料
https://wiki.archlinux.org/index.php/Solid_State_Drives#Choice_of_Filesystem

IntelのSSDのファームウェアバージョンは以下でチェック可能
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=18363
「Release Note」をクリックするとバージョンのバグなどが閲覧可能

Linux上での確認方法
私の購入したIntel SDD 320 300Gは以下のコマンドで確認
$ sudo hdparm -I /dev/sda | grep Firmware
Firmware Revision:  4PC10362
現時点では最新版となる。

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