Ubuntu 13.10とMacBook Pro 17inch


本日Ubuntu 13.10がリリースされた。当初の予定だったMirが見送られて変更がすくないということだったので、それではとMacBookPro17inchへインストールを試してみた。が、致命的な問題があった。
Ubuntu13.04からアップグレード処理自体はうまくいったが、ボクだけの環境下かもしれないが、以下の問題がMacBook pro 17inchで発生した。
  • 日本語入力が不安定。 Super+Spaceとなっているがうまく動作しない(Unityとの相性?)。このあたりはシステム統一がされたようだが、設計が美しくなっても、漢字ユーザのことは深く考えられていない。Apple wireless(半角/全角キーがないキーボード)は使えないことになる(ボクはこのキーボードにPCも含め統一している)。下に追記でtoggleは動作
  • Kernel 3.11.0-12ではNVideaのドライバーが未対応なのか真っ黒画面にマウスカーソルのみ表示され、使えない。Kernel3.8に戻せば使える。これはNVideaの問題の可能性があるので修正されるのは時間の問題だと思われる。
    実際に下のURLの最新v3.11.6-saucy/をMBP17にinstallしたところ, Kernel 3.11.6は動作。興味有る方は自己責任で。(Ubuntu studioではlow-latencyではなくなる)
  • http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/?C=M;O=D

ショックなのはIBus(ibus-setup)で細かな漢字切り替えキーの設定ができなくなっていること。トグル式のみになってしまい、漢字ON/OFFを別々のキーに割り当てする方法がGUIをみたところできない様子(この方法はToggle式よりも高速にタイプがしやすい)。面倒な設定(dconf?)をすれば可能かもしれないがいずれにしろ、Ubuntu 13.10 Release版は日本語ユーザー(もしくは全角ユーザー)のことを深く考えない変更をされた。

ということで、Macユーザーや普通のPCにApple wirelessキー(半角/全角キーがないキーボード)を使っているユーザーは漢字変換がうまく行くのを確認してからUpdateするべきだ。

現在、仕事のソフトウェア開発が多忙なため時間があいた時にfcitxも試しながら解決策を探る。しかしながら、Updateで治ることが一番良い。

追記:ctrl+spaceによって状況は改善する。がfcitxで動作を確認した(ibusは不明)。mozcユーザーなのでJapanese(mozc)を使っている。Hotkeyはctrl+space,かな,英数キーで動作確認。fcitxとText Entryの2箇所の設定(Text Entryでは、かな,英数キーが単体で使えないのが不満)で複雑になっているので頭の整理がついていない。


P.S.1
予定通りMirを採用したならば、Ubuntu13.10へのupgradeはギリギリまで見送る予定だった。
@see http://nowcodingtime.blogspot.jp/2013/07/wayland-or-mir.html
本音ではIBus, Gnomeに裏切られた感じ(多少感情的w)、なぜ、OSが新しくなって。機能が低下するのか? Linuxではあまり聞いたことがない。所詮、英語圏と言いたくなる。Ardour3を使いたいためにUpgaedeしたけど、メリットが少ないOSである。日本語(And Input methhodを切り替える)ユーザーには薦めたくない。がubuntu13.04のサポートが9ヶ月しかないというのがここにきてアダとなっている。LTSまで持てないことになる(これで良くなると確証はないが)。Windows , MaxOSXのほうが融通がきいている、と逆転現象が起きている...


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