MacBookPro Ubuntu 11.10をSSD化のため再インストール

順調に動作していたMacBookPro 17inch(6,1) 500G HDDをSSD Intel 300G(製品番号320)にインストールを試みた。

500G HDD
MacOSX
Windows7
Ubuntu10.04から11.10へ、順次アップデートして使っていた。
(MBR, GPTの同期がとれ、ほぼ完璧に動作)
     ↓
300G SSD(320 Series SSDSA2CW300G3K5)
MacOSX
Windows7
Ubuntu 11.10
へクリーンインストール。

MacBookProは普通のPCとは違うため、PC用DISK COPYツールが使えない(ボクの知る限り)しかも、SSDはHDDと比較して高価なめ、大概、容量を縮小することが多い。

したがって、クリーンインストールし、後でHDDからデータをコピーする方法を採用したほうが早いと思われる。MacOSXとWindows7などのバックアップツールを使うほうが楽だが、今回はMacOSXだけ使った、Windows7は容量が少なくなるため入らないので個別に手動COPYする必要があった。またUbuntuは重要なデータはフォルダにまとめてあるので手動COPYでほぼOKである。

あとはUbuntu DocumentにあるMacBookProへのインストールを行う。
で、終わり。

参考:https://wiki.ubuntu.com/MactelSupportTeam/CommunityHelpPages

しかし、rEFItのsync部分で以下のエラーがでると厄介だ。

e.g.
Current GPT partition table:
 #      Start LBA      End LBA  Type
 1             40       409639  EFI System (FAT)
 2         409640    166425271  Mac OS X HFS+
 3      166688768    342470017  Basic Data
 4      342470018    565126268  Basic Data
 5      565126269    586071581  Linux Swap

Current MBR partition table:
 # A    Start LBA      End LBA  Type
 1              1           39  ee  EFI Protective
 2             40       409639  0b  FAT32 (CHS)
 3         409640    166425271  af  Mac OS X HFS+
 4 *    166688768    342470017  07  NTFS/HPFS

Analysis inconclusive, will not touch this disk

MBRとGPTのシンクがパーティションデータの認識ができないため同期がとれないのである。原因はSSDにあるのか不明だ。

しかも、ベストな対策がWEB(englishサイトを含め)に見つからない。(ボクの力では)
こんなときは通常、Ubuntuのある/dev/sdaX(Xは数字)にgrub2をインストールしなければならないところを、/dev/sdaに上書きしてしまうと使えた。欠点はrEFItからMacOSXは通常起動するが、WindowsやUbuntuを選ぶと共に同じgurb2のboot menu画面になる。しかし、普通に使えるので。本格的な解決策がみつかるまでこれで良しとした。(ボクの仕事はあくまでソフトウェア制作)

SSDについて
現在、UbuntuのカーネルはAHCIの対応にバグがあるため、したがって、あまり高速にならない(IDEモードで使うことになる)。これはレジューム(Hibernateからは動作)の復帰後、クラッシュする。これはAHCIモードで復帰しないため起こる。すでに対策のpatchがあるが、Ubuntuのカーネルには入っていない(patchをあてコンパイルすれば可能)。実はIDEモードでも欠陥がある。Web閲覧時やeclipse等などが30秒ぐらいプチフリーズが発生。
半年後の12.04LTSで対応するのではないか?

確認方法
# lspci | grep AHCI
or
# lspci | grep IDE

Conclusion
MacOSX, Windows7は高速になり、スムーズに動作する。Ubuntuは体感するほどではないが、各所で速さを感じる程度でプチフリーズ(現時点で最新のIntel SSD320でさえ)が発生する。Ubuntu中心に仕事していてSSDへの魅力を感じなければ、インストールするのはAHCI対応版を待ったほうがよいだろう。サスペンドを使わない、もしくは対策patchを施したカーネールをコンパイルする手間暇を惜しまなければSSDをすすめる。


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