Jack Audio Connection KitとUbuntu 13.10の設定

音楽は素人だが、NewbieとしてJACK audio connection kitとUbuntu 13.10の設定をまとめた。


JACK Audio Connection Kitをつかうと何が良いか?
一番はLinuxでrewireのようなことが可能となるためである(参考 Youtube:ArdourとHydorogenの同期)。またJackに慣れるとサウンド・システムのコントロールが容易になったり、lowlatencyになる。このような目的で使いたいのだが、Jackは適当に使っては動作しないと思ったほうが良い。落ち着いて、頭で整理しながら設定しなければならない。(まぁ、ボクの場合がそうでしたw)

必要なソフトウェア(Test用も含む)
全てUbuntu 13.10のrepositoryからインストール
QJackctrl(JACK Audio Connection Kitが自動に含まれる, JACK install時Real-timeを選択)
QSynth(fluidsynthが自動install)
Patchage
KMidmon
TuxGuiter

起動手順
  1. MIDI keyboard(MIDコントローラー)をUSB接続
  2. 必ずJack audio connection kitをQJackctrlから起動、jackdがスタートしていない場合はStartボタンを押す。
    1. これをしなければ不安定だった。
  3. Qsynthを起動/SoundFont synth
  4. Patchageを起動/Connection viewer  
  5. KMidmonを起動/Midi monitor
    1. これはどのMIDのキーが押されたかをチェッするのに役に立つ。例えばCで60がきているかチェック出来る。
  6. テストのためTuxGuiterを起動

以下が各設定
⚠MenuはEnglishになっています。

Jack audio connection kit


QSynth



更に、Soudfontダブを押してディフォルトのサウンドfont ファイルを指定。
e.g.
/usr/share/sounds/sf2/FluidR3_GM.sf2



TuxGuitar


Patchage

以上のように繋げます。マウスでBoxをDragすればラインが現れるので目的のポートへDropする。ここではmidi keyboardにKorg nanokey2を接続。

Ctrl+Gで一発整理表示可能。


System Setting...>Sound


以上でTuxGuiterやmid keyboardの音がPCのスピーカから鳴った。うまくいなないときはKMidimonなどで調査する。

P.S.1 ドラムマシン Hydorogen 0.9.6を入れ、Mid keyboard Q49を繋げた例













P.S.2
Ardour3などにusb keyboardを繋げるときは、複雑で面倒である。理由はUSB-MIDI(ALSA)とJACK MIDIが別世界として区分けされ、直接接続できないからだ。そのため、a2jmididを別起動してALSA usb midi keyboardをJACK MIDIで使えるようにしなければならない。ここでは長くなるので省略するが以下を参考すればわかると思う。
以下はArdour3.5.74+JACK+a2jmidid+nanokey2の接続図。

P.S.3
以下は、参考までに私のシステム 
Ubuntu studio 13.10, Kernel Linux HPi7 3.11.0-13-lowlatency
(Kernelがlowlatencyになっているが最近のKernelは大差ない。そのほかは普通のUbuntuと思う) HP製PC
memory 9GBytes
Processor i7 CPU 920 @2.67Hz x 8
OS type 64bits
SSD 128GB/512G HDDx2
Audioカードは標準装備
Realtek ALC888S ( インテル® High Definition Audio 準拠 、 チップセット内蔵 )
8 チャンネルオーディオ対応


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